
“いつもの食事”が、運試しになる。
— 登録不要で毎週ワクワク、いつもの食事が「当たり」になる —
背景
平日昼間は周辺オフィスに勤務するビジネスパーソン、夕方以降や週末には買い物やレジャーを楽しむファミリー層やカップルなど、多様な利用者を迎え入れています。日々の生活の動線のなかに自然と組み込まれる“日常使いの場”として、安定した集客力を持っています。
しかし、飲食店舗を含めた施設全体の活性化においては、
- • 単発イベントが一過性に終わりやすい
- • テナントへの流入と施策の因果が弱い
- • 年配層への浸透がデジタルでは難しい
提案内容
施設に求められるのは派手なイベントではなく、“行動を自然に変える仕掛け”であると考えました。
そのうえで導き出したのが、「“日常”のなかに、“ちょっとした非日常”を組み込むこと」というコンセプトです。毎日のランチや家族との食事、いつもの帰り道といった「変わらない行動」のなかで、“ちょっと楽しい出来事がある” “いつもと違う発見がある” ──そんな“小さな非日常”を無理なく体験してもらうことで、参加への心理的ハードルを下げながら、継続した回遊と話題性を生み出す。
一定の金額以上の食事をした方に、対象メニューが印字された専用レシートまたはロト券を配布。その週の「当たりメニュー」と一致すれば、豪華賞品がもらえるロト形式のキャンペーンです。
▶ 参加方法
- 会計時に専用レシートまたはロト券を受け取る
- 毎週土曜、館内掲示・SNSで「当たりメニュー」を発表
- 該当するメニューを注文した方が当選対象に!
▶ 特徴
- 面倒な登録一切なし! 食べてレシートを保管するだけ
すなわち、
「今日は来場しておいた方が得かもしれない」
「自分がキャンセルすると割引が実施されないかも」
という“迷い”や“期待”が生まれることで、安易なキャンセルを防ぐ心理的ハードルが設けられます。
効果のポイント
- 割引を事前に約束しないため、実質的な値崩れを防げる
- 実際には認定されない日も多く、値寄せのコストを抑制
- 「来た人が得をする」体験は、再来場意欲やロイヤルティの向上にも繋がる
- 天候に関係なく、「仕組みのあるゴルフ場」としてブランディング効果も
まとめ
この「食べロト」は、“食べるだけ”でワクワクが始まるエンタメ施策です。大切なのは、「いつもの食事が、気づけばキャンペーンに変わっている」こと。
- • 忙しい人にこそ届けたい“無意識エンタメ”
- • 変えずに、でも揺さぶる、“選ぶ理由”の設計
- • テナント全体で施策に乗る仕組みによる施設回遊と利用率の最大化
これは、日常のなかに“当たる喜び”を埋め込むマーケティングです。
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